低反発バットの時代、必要なのは“走る力”と“走る技術”

前回のブログでは、

「低反発バットの時代には“走る力=走力”が武器になる」とお伝えしました。

打球が飛びにくくなった今、足の速い選手の価値はこれまで以上に高まっていると思います。

しかし実は、それだけでは十分とは言えません。

今回は、**その“走力”にプラスして必要となる「走る技術=走塁技術」**に焦点を当ててお話しします。

走塁技術には調子の波が少ない

打撃というのは、プロ野球の世界でも「10回中3回打てれば一流」と言われるほど、難しく不確実なものです。

一方で、走塁はスランプが少なく、確率を高めやすいプレーだと私は思います。

もちろん、

全ての走塁プレーがうまくいくわけではありませんが、走塁においては意識と準備、経験によって成功の確率を高く保つことができると思います。

これは得点に直結する非常に大きな武器になります。

「速い」だけでは不十分

前回のブログでは「走力のある選手がより評価される時代になった」という内容をお伝えしました。

しかし、今回はその先の話です。

実は、ただ速いだけでは足りないです。

それにプラスして必要なのが「走塁技術」です。

例えば、

・打球判断

・ベースを最短で走る技術

・投手のモーションの見極め

・連係のクセ

・相手守備の肩の強さや守備のミスや隙をつく走塁

・タッチを掻いくぐる技術

など、

走塁には「技術」「判断力」「状況把握」が求められます。

いくら足が速くても、タイミングの悪いスタートや判断ミスをすればアウトになります。

走塁技術は日々の意識と積み重ねで身につく

最初は誰でも、走塁の判断を「頭で考えてから動く」という段階です。

しかし、ここで大切なのは、

  • 毎回の走塁に意識を持って取り組むこと
  • 失敗したら振り返って「なぜアウトになったか」を考えること
  • 他選手のプレーを見て、「今の走塁はよかった」「自分ならこうする」と分析すること

こうした意識の積み重ねで、走塁判断は「自然にできるレベル」まで高めることができます。

つまり、意識して訓練すれば誰でも身につけられるスキルだと思います。

まとめ

低反発バットの時代、走力は間違いなく価値があります。

でも、それだけよりも今求められるのは、速さに“技術”を加えた「走塁技術」です。

これが、低反発バットになった時代を勝ち抜くための生き抜くためのより大きな武器になると私は信じています。

あなたがもし指導者であれば、小学生の時から選手に走塁の面白さ・大切さをもっと教えてあげてください。

もしプレーヤーであれば、

足が速くない選手は少しでも走力を高める努力と走塁技術を高める努力をしましょう。

必ずプラスになるはずです。

足が速い選手はそれを生かすために走塁技術を高めましょう。

より自分の武器になるはずです。

野球の走攻守の「走」の部分も高められれば、選手自身のレベルアップやチーム力アップや野球界全体のレベルアップに繋がると思います。

【筆者プロフィール】

ナイスバッチ

プレーヤー・保護者・指導経験を活かし、柔道整復師・鍼灸師の視点から野球の疑問や改善点を発信。未来の野球を考えるナイスバッチです。

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