ソフトボールや野球チームに入る前に、体験会に参加する家庭も多いと思います。
ただ、体験会はあくまで「体験者がお客さんとして楽しめる場」になっていることが多く、チームの本当の姿が見えない場合があります。
チームの本当の姿を知るには、普段の練習や試合の様子を見て、監督やコーチや保護者に直接質問してみることが大切です。
入部した後に「思っていたチームと違た…」とならないように、普段の活動や雰囲気をしっかり見て判断することが大切です。
ここでは、僕自身の経験を踏まえたチーム選びの判断基準をお伝えします。
1. 普段の練習風景を観察しよう
体験会ではなく、できるだけ普段の練習を見に行くのがおすすめです。
指導者の声掛けや選手の雰囲気を見るだけでも、そのチームがどんな方針かがよく分かります。
観察ポイント
- 指導者は選手にどんな声かけをしているか
- 無理な指導や体罰はないか
- けがをした選手への対応はどうか
- どんな雰囲気で練習や試合をしているか
私自身、息子が以前いたチームでは、けがをしたときの初動対応が不十分でした。
その経験があったので、体験会には行かず、普段の練習を見に行き、指導者の対応や選手の様子を観察しました。
できれば試合も見た方が、選手や指導者の雰囲気、チームのレベルもよく分かるのでおすすめです。
2. 監督・コーチ・保護者に質問してみよう
練習を見たうえで、気になる点を直接質問することが大事です。
私が確認した質問は次の3つです。
- 怪我をしたときの対応
「選手が怪我をしたら、無理に立たせたりせず、しっかり確認してくれますか?」 - ポジションの固定について
「小・中学生のうちは、ポジションを固定せず、できるだけいろんなポジションを経験させてもらえますか?」 - バッティング方針について
「バントやゴロの転がしばかりではなく、思いっきりスイングさせてもらえますか?」
僕の質問に対して、監督や保護者の方は「怪我のときはしっかり対応している」「いろんなポジションを経験させている」「バントや小技ばかりではなく、思いっきり打たせている」とチームの方針を答えてくれました。
実際に練習を見ても、選手はのびのびプレーしており、怒鳴るような指導もありませんでした。
3. 運営面や保護者の負担も確認しておこう
指導方針だけでなく、保護者として気になる運営面も事前に必ず聞いておきましょう。
- 年間の費用(部費、道具代、遠征費など)
- チーム人数、活動頻度、遠征の有無
- 試合の頻度はどれくらいか
- 休みやすさ(体調不良や用事のときに休んでも大丈夫か)
- 保護者の負担(お茶当番、審判、試合の手伝い、車出し、準備・片付けなど)
特に保護者の負担はチームによって大きく違います。
僕の場合は、これらを事前に確認できたので、安心して入団を決めることができました。
4. 入部前にチェックしておきたいポイントまとめ
- 怪我をしたときに適切に対応してくれるか
- ポジションは固定ではなく、いろいろ経験させてもらえるか
- バッティングは思いっきり振らせてもらえるか
- お金の負担はどのくらいか
- 練習は週に何回あるか
- 試合の頻度はどのくらいか
- 休みたい時は休みやすいか
- 保護者の負担はどのくらいか(お茶当番や試合の手伝いなど)
以上のポイントを押さえることで、
子どもが安心してのびのびプレーできるチームかどうか
保護者として子供を任せられるチームかどうか
判断しやすくなります。
これからどのチームに入ればいいのか迷っている親御さんの参考になれば嬉しいです。


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