野球をやっている人なら当たり前のように履いている「ストッキング」。
でも、ふと疑問に思いました。
「ストッキングは本当に必要なんだろうか?」
「どうして靴下の上にストッキングを履くのだろうか?」
これは僕自身が野球をプレーしていた頃から感じていたことで、特に夏の暑い時期には「正直、しんどいな…」と思うことも少なくありませんでした。
この記事では、あくまでプレイヤーとしての体感や経験をベースに、「ストッキングはこれからの時代に合っているのか?」を考えてみたいと思います。
ストッキングを履く意味って?
ストッキングにはいくつかの役割があると言われています。
- 靴下との二重構造によるケガの予防
- 昔からの野球スタイルの伝統
- チームとしての見た目の統一感
特に「伝統」の側面は強く、中には「野球のユニフォームはこうあるべき」という考えを持っている人も多いと思います。
また、僕が学生時代に指導者から聞いた話では、
「ストッキングに切れ込みがあるのは、足首を動かしやすくするためだ」
とも教わりました。
当時はその言葉を信じて履いていましたが、大人になって体のことを学ぶ中で、
「本当にそれ、動きやすくなるのかな?」
と疑問を持つようになりました。
僕の考えですが、ストッキングに切れ込みがあることによって足首が動きやすくなるといった機能性はないように感じます。
プレイヤーとして感じたリアルな違和感
僕が実際にプレーして感じていた、ストッキングに対する違和感は以下のような点です。
- 夏場はとにかく暑い
靴下とストッキングの2枚重ねは、どうしても熱がこもります。
熱中症のリスクも上がるのでは?と思います。 - かかとの引っ掛け部分が痛い
ストッキングをかかとで引っ掛けるタイプだと、そこが足の裏のかかと付近に当たって痛くなることがありました。 - 足が疲れやすくなる
二重で履いているのと、足の裏のかかと付近に引っ掛ける部分があると疲れやすく感じました。 - そもそもケガ防止になるのか疑問
ストッキングを履くことでケガの防止にあまり繋がらないように思えます。
これからの時代、別の選択肢があってもいい
僕は、「もうストッキングなんていらない!」と声高に言いたいわけではありません。
でも、こう思います。
「靴下1枚で十分なんじゃないかな?」
たとえば、靴下のデザインやカラーで見た目の統一感を出すこともできますし、
一枚にすれば通気性も良くなり熱もこもらず熱中症対策に少しつながるのではないかと思います。
野球は様々な道具が必要ですが、練習時・試合時のストッキングを履かないことにより、野球道具のコストも削減できます。
今の時代に合った、もっと快適で機能的なスタイルがあってもいいのではないでしょうか。
伝統も大事。でも見直すことも大切。
もちろん、ストッキングの歴史や見た目のカッコよさ、そして「野球らしさ」を大切にする人の気持ちもわかります。
なので、ここで伝えたいのは、
「ストッキングを全て否定したい」ということではなく、
「プレイヤーの快適さ・安全性を第一に考えてみたい」ということです。
暑い夏、日々の練習や試合の中で、選手の体調を守るためにユニフォームの在り方も見直してみる。
そういう柔軟な考え方が、これからの野球にはあってもいいんじゃないかなと僕は思います。
※本記事は、あくまで一人のプレイヤーとしての体験・意見をもとに書いています。すべての考え方を否定する意図はありません。現場での工夫や選手目線での快適さについて、一つの参考になれば嬉しいです。
【筆者プロフィール】
ナイスバッチ
プレーヤー・保護者・指導経験を活かし、柔道整復師・鍼灸師の視点から野球の疑問や改善点を発信。未来の野球を考えるナイスバッチです。
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