【野球トレーニング】反対の動きで体のバランスを整え、パフォーマンスを高める方法

野球は投球や打撃の動作が、いつも同じ方向に偏りやすいスポーツです。

例えば、右投げ右打ちの選手なら、投げる動作も打つ動作も同じ方向へ体をひねります。

この繰り返しによって、筋肉や神経系の発達に偏りが生じ、体のバランスの悪さに繋がりのパフォーマンスや怪我予防の面でマイナスになるかもしれないと僕は考えています。

柔道整復師・鍼灸師の立場から見ても、この「偏り」を減らすことは長期的に非常に重要です。

そこでおすすめしたいのが “反対の動き”を取り入れるトレーニング です。

反対の動きを取り入れるメリット

  • 筋肉バランスの向上:左右の筋力や柔軟性の差が減る
  • 神経系の発達促進:体の使い方の上手になる
  • 運動能力の底上げ:動きの幅が広がる
  • 怪我予防:偏った負担を軽減し、障害のリスクを減らす
  • 選手の気分転換:いつもと違う反対側のトレーニングをすることで気分転換もなります

これは野球だけでなく、他のスポーツにも共通して有効だと思います。

実際のトレーニング例

① 利き手と反対の手で投げる

右投げ選手であれば、たまに左投げで近距離から5〜10球投げてみましょう。

フォームはぎこちなくてもOKです。反対側を使うこと自体が、体のいつも使わない筋肉を使ったり神経系を刺激します。

② 逆側の打席でスイング

右打ちの選手なら、左打席で素振りをする、またはペッパーやティーバッティングで軽く打ってみる練習を取り入れましょう。

これにより、体の筋肉のバランスや神経系の発達に繋がると思います。

③ 反対方向のベースランニング

通常、野球の走塁は半時計回りですが、逆回りの走塁も定期的に行うことも必要に思います。これも体のバランスにつながります。

練習に取り入れるポイント

  • チーム練習に組み込む:週に1〜2回程度でOK
  • 自主練でも実践可能:特に小中学生は保護者がアドバイスをしてあげて下さい
  • 長期的視点で行う:即効性よりも、将来のパフォーマンス・怪我予防を重視

まとめ

反対の動きを取り入れるトレーニングは、目に見えた効果がすぐ出るわけではありません。

しかし、長い目で見れば、身体バランスの向上や怪我予防、そして安定したパフォーマンス発揮のための「土台作り」として非常に価値があります。

「利き手・利き足ばかり使わない」

「体の反対側を使う」

「反対方向へのトレーニングをしてみる」

このようなシンプルなトレーニングですが僕は必要だと思います。ぜひ、指導者や保護者の方々にはこういったトレーニングを取り入れて少しずつ実践して継続してほしいです。

参考になれば幸いです。

【筆者プロフィール】

ナイスバッチ

プレーヤー・保護者・指導経験を活かし、柔道整復師・鍼灸師の視点から野球の疑問や改善点を発信。未来の野球を考えるナイスバッチです。

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