カッコいいけど危険も?プロ野球選手のネックレス着用に潜むリスク

プロ野球

最近では、プロ野球やメジャーリーグを見ていると、太めのネックレスや何重にもネックレスを重ねてつけている選手をよく見かけます。

見た目もかっこよくて、ファンからしても目が惹きつけられる部分だと思います。

特にスター選手ほど、プレーだけでなくファッションでも注目されるので、そういった「魅せる部分」も大事だと思います。

ただ、僕は安全面のことを考えると、少し気になるところもあります。

今回は、あくまで「禁止にしろ」という話ではなく、「こういったリスクもあるよ」という注意喚起として書いていきたいと思います。

打球が当たるリスク

まず一つ目は、速い打球がネックレスに当たった場合です。

もしも金属や硬い素材のネックレスを身に付けていて、打球がその身に付けているネックレスに当たってそのまま体に当たる状態になると胸や鎖骨やなどの骨や筋肉に直接衝撃が伝わり、

そのまま体に食い込むような形で大きな怪我につながる可能性があります。

特にプロの打球はスピードが速いので、ちょっとした接触でも衝撃はかなりのものです。

そう考えると、胸に身に付けているネックレスには危険があると思います。

ヘッドスライディングでの引っかかり

次に、走塁中のヘッドスライディング。

ネックレスが相手守備の腕やユニフォームに引っかかってしまうことも考えられます。

そうなると、ネックレスをつけている本人の首が締まってしまうこともあるし、

場合によっては守備選手の腕を傷つけてしまう可能性もあります。

太めで頑丈なチェーンタイプのネックレスほど、このリスクは高くなります。

顔や歯に当たる・相手に当たるリスク

長くて重いネックレスだと、走っている時に顔や歯に当たって痛みを感じます。

僕自身、金属のネックレスをして運動の為に走っていたことがありますが、特にダッシュをした時は顔や歯に何度もネックレスが当たって痛かったです。

また、プレー中の接触で相手選手に当たってしまい、相手が痛い思いをするケースも考えられます。

野球やサッカーなどのようにスピードと接触があるスポーツでは、

ちょっとしたものでも怪我につながる可能性があります。

その他のリスク

もしもネックレスが頑丈で外れにくいタイプだった場合、

スライディングや交錯プレーのときに相手の腕などがネックレスに入り込むと、

首に引っ掛かってしまう可能性もあります。

実際にそういったことが起きることは少ないとは思いますが、

「ゼロではない」ということは意識しておく必要があると思います。

まとめ

プロ野球選手がネックレスをつけてプレーすることは、エンターテインメント性や見た目のかっこよさや個性の表現としては大事だと思います。

選手の中には、「勝負ネックレス」「ゲン担ぎアイテム」として身に付けメンタル面で安心感を与え、自信やルーティーンの一部になっていることもあると思います。

しかし一方で、打球や接触などの場面で怪我のリスクもあるのは事実です。

自分の体を守るため、そして相手選手を守るためにも、

僕の考えとしては 安全面を考えるなら、プレー中はネックレスをつけない方がいい と思っています。

プロ野球選手は、カッコよさや見た目もすごく大事ですが、やはり根底に必要な意識としては、ケガのリスクや確率をできるだけ下げて、長くプレーすることだと思います。

【筆者プロフィール】

ナイスバッチ

プレーヤー・保護者・指導経験を活かし、柔道整復師・鍼灸師の視点から野球の疑問や改善点を発信。未来の野球を考えるナイスバッチです。

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