最近、子どもたちの歩き方を観察していて気づいたことがあります。
僕自身、小中学生のソフトボールや野球やサッカーの練習や試合を見てきましたが、内股で歩く子どもが意外と多いと感じました。
これは僕の感覚的な印象で、統計的データに基づくものではありませんが、鍼灸整骨院の知識から見ると、つま先が内側を向く内股の歩き方は関節や筋肉に負担をかけやすい歩き方だと思います。
足のつま先の向きは「少し外向き」が理想
僕の考えでは、歩くとき・走る時の足のつき方は次の通りです:
- 少しだけ外向き(開きすぎない程度)の状態
もしくは最低でも
- つま先は正面に向いた状態
このつき方にすると、足の力が入りやすく軸が安定し、筋肉も均等に使いやすくなります。
その結果、関節や筋肉への負担も少なくなると考えられます。
また、地面を蹴る力が効率よく伝わるので、野球やサッカーなどのスポーツパフォーマンスも向上します。
内股の歩き方は怪我のリスクに
内股で歩いたり走ると常にひねりが加わった状態になり、この動きを数千回、数万回、数十万回と繰り返すことにより成長期の子どもにとっては以下のリスクがあります:
- すねの内側や膝、股関節、足首の痛み
- 足をひねるなどの怪我のリスク増加
- 蹴る・走る・ジャンプ動作などのパフォーマンス低下
長期的に見ると、小学生のうちから正しい歩き方を意識することが大切です。
内股が体に与える影響(スポーツ・怪我リスク)
サッカーの場合
内股だとボールを蹴る時に正しいフォームが取りにくくなります。
インステップやシュートフォームに影響し、膝や足首への負担も増えます。
その他、走る・ジャンプするなどのパフォーマンスにも影響します。
野球の場合
地面を蹴った力をボールやバットに伝えるのが重要です。
内股だとパワーの伝達効率が下がり、打つ・投げる・走る・守るなどプレー全体のパフォーマンスに影響します。
僕自身の体験談・気づき
僕自身、小学生の頃、左足が内股になっていることに気づきました。
運動が得意な友達は、つま先が真っ直ぐか若干外向きで歩いており、自然とかっこよく見えました。
そこで自分で意識して歩き方を変えると、自然と内股が改善され、無意識で歩けるようになりました。
親や指導者ができる簡単4つのチェック方法
僕が実際に見ているポイントは次の4つです。
- ミーティングの時など立っているときにつま先がどの方向を向いているか
- 歩行時や走行時の地面に足を着いたときのつま先の向きがどの方向を向いているか
- 子どもの後ろから見て、歩行時や走行時に地面を蹴ったあとの足裏のつま先がどの方向を向いているか
- 動画を撮って本人に見せる
これらを参考に、難しくないので是非自分の子供や選手の動きをチェックしてみてください。
まとめ:小学生のうちに意識させよう
歩き方は小さい頃からの習慣や癖で決まります。
- 生まれつき股関節に問題がある子は無理に変える必要はないと思います
- そうでない子は、小学生のうちに親や指導者が少し意識させることで、怪我予防やパフォーマンス向上につながると思います
正しい歩き方・走り方を習慣化することで、怪我予防・パフォーマンス向上・成長期の身体への負担軽減につながります。
早めの意識付けが、長期的な体のコンディション維持につながったり、プレーのパフォーマンスや成果に影響を与えると思います。
親御さんや指導者の方は、ぜひ一度子どもの歩き方や足の向きをチェックしてみてください。

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